ご存知の通り、IPL機器はそれぞれの波長特性を持ったヘッドを使用します。この波長さえ間違いなく照射することが出来れば同じ特性が得られる訳です。 波長特性を決定するのはヘッドに使われている、キセノンフラッシュランプとフィルターとなります。 使用されているキセノンフラッシュランプの波長は下のグラフのように、およそ250nm~1200nm付近までの波長分布であり、500nm付近の波長域にピークを持っています。
これは、どのキセノンフラッシュランプであっても使用されるキセノンガスの特性により、このような波長分布を持っています。 この光に、ある波長以下の光を通さないフィルターを使用してそれぞれの特性を持たせています。 下のグラフは、再生に使用する560nm~695nmのフィルターの特性を検査したものです。 これらのフィルターでキセノンフラッシュランプの不要な波長域をカットします。
そして、キセノンランプと用途に合ったフィルターを合わせることで使用される波長は下図のようになります。
それぞれの部品の特性を理解することにより、同じ特性を得ることができます。
日立製 分光光度計
これまでの説明でもお分かり頂ける通りキセノンランプの交換なだけでは正確な光を得られません。当社では使用されているフィルター機能が正常かどうか、フィルター特性やコーティング面の劣化度を確認するため分光光度計を使用して測定しています。
パワーメーターによる出力の測定
その他の部品も洗浄し各機種に合わせ製作したフィルターやキセノンフラッシュランプ・パッキンなどを交換し再生したものを、純正品と同等の出力かを1台1台パワーメーターにて一定条件のもと測定し完成としております。常に一定条件で測定できるようにそれぞれの機種にあったホルダーを製作し、社内にも基準機を置き、常に正確な測定ができるように心がけています。
各種フィルター
各種キセノンフラッシュランプ
私たちは、様々な機種に対応するフィルター、キセノンフラッシュランプを用意し皆さまからのご連絡をお待ちしております。