業務用脱毛機の出力は、日本エステティック振興協議会の美容ライト脱毛適合審査制度の15J/㎠までが認証機器とされているとのことで、実際のどのくらいの出力が出ているか測定してみました。
写真はルミクスA9の最大値と思われる、プロモード画面表示22.2J/㎠での測定値です。
測定結果は68.8J
※(ハンドピースの個体差もありますので各測定値は参考程度にお考えください。)
ルミクスA9の照射面積は14㎜×50㎜で7㎠ありますので、測定結果68.8J÷7㎠で9.8J/㎠という結果です。
誤差を考慮しても、しっかり指導に基づいて設定されているようです。しかし画面表示の22.2J/㎠とはかけ離れた数値ですので参考にならないことが分かります。
ちなみに、連射のSHRモード基本設定では15.8J(1ショット)でした。15.8J÷7㎠=2.26J/㎠です。画面表示は15.5J/㎠。確かにかなり低いエネルギーを繰り返し照射するSHR脱毛です。
もう一台、滝川ルテラを測定。こちらは画面表示にジュール数はなくレベル1~8で表示されます。最大値レベル8で測定結果37.2J、照射面積は13㎜×30㎜で3.9㎠で9.5J/㎠でした。
小型で空冷式なので出力が弱いように思われがちですが、ルテラも連射ではありませんがルミクスA9の単発打ちと同等の出力が出ていることが分かります。
違いは連射式か単発式かと、照射面積が2倍近く違うことですが、1回の施術スピードを優先するかどうかで選ぶ業務用脱毛機が分かれそうな測定結果となりました。